春の京都旅 ⑪ 哲学の道から白川へ|鯖すしとカフェで過ごす京都散歩

春の京都旅

法然院をあとにして、哲学の道へ。
さっきまでの静けさに、少しだけにぎやかさが戻ってくる。

それでも、ひとつ路地に入ると、また空気が変わる。
京都は、この切り替わりがいい。

白川通りへ出たところで、ふと目に入った看板。
吉田山荘のカフェ、真古館。
いつか行ってみたいと思っていた場所。

行ってみようかと思ったものの、どうやらランチはないらしい。
こういうとき、無理に予定を変えないほうがいい。
また次の機械に。

そのまま歩いていると、今度は以前何かで見た気になるスーパー。
「メルシーマルギン」。

のぞいてみると、お惣菜がずらりと並んでいて、どれもちゃんと美味しそう。

地元の人に混じって、外国人観光客も入っていく。
こういう店に出会うと、少しうれしくなる。
味しそうなお弁当が並んでる。。。
京都といえば、鯖すし、を選ぶ。

歩くと少し暑いくらいに天気がよかったから、
お茶も買って、外で食べることに。

白川疏水通りを西へ。
途中、桜の木の近くに、ちょうどいいベンチ。

青空の下の鯖ずしランチ。
特別なものじゃないのに、ちゃんと美味しいのは
京都ならではといつも思う。
こういう時間のほうが、あとから思い出す。

また歩く。
てくてくと、あてもなく。

人が少ない道は、それだけで少し特別に感じる。
急ぐ理由もないし、立ち止まる理由もない。

ただ歩いているだけなのに、なぜか満たされている。
そして、甘いものが欲しくなる。

そんな中で見つけたのが、「りほう」。

外から見たときの空気がよいので、のぞいてみた。
こういうときの勘は、だいたい外れない。

店内は静かで、年配のご夫婦が切り盛りをしていて、
お客は常連さんらしいお祖父様がお一人。

少しだけ緊張しつつ、カウンターの隅に座る。
店内は現代アートのようなシンプルなオブジェや絵が飾られていて、
素敵なお店で、その緊張が心地いい。

奥様特製の唐芋のレアチーズケーキと、コーヒー。
甘さが強すぎず、スムースな口当たり、懐かしい大人の味だ。
ご夫婦の距離感も、ちょうどいい。

甘いものと珈琲と素敵な空間をチャージして、
店を後にした。

このコース、けっこうな距離だけど、
歩くこと自体が目的みたいなもの。
むしろ、歩いている時間がいちばんいい。

観光地を巡るより、こうしてなんでもない道を歩くほうが、
京都は面白いのかもしれない。

このまま、もう少し道に沿って、下鴨神社まで歩いてみよう。

立ち寄った場所

  • メルシーマルギン
    左京区。地元密着のスーパーで、隣接する精肉店「銀閣寺大西」の弁当や惣菜も並び、日常使いながら食のレベルが高く、思わず買って外で食べたくなるような一品に出会える場所。
  • CAFE & GALLERY「りほう」
    左京区。北白川にある、ご夫婦が営む小さなカフェ&ギャラリー。木の温もりがある静かな空間に作品も並び、コーヒーと甘いものをいただきながら、ゆっくりとした時間を過ごせる。
  • 白川疏水通り
    左京区。疏水に沿って桜が続く散歩道で、水の流れとともに静かな時間が流れる。人通りもほどよく、のんびり歩くのにちょうどいい道。

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