仁和寺の御所庭園を歩く。白書院と宸殿、霊明殿の静かな時間|冬の京都旅 ⑧

京都旅の記録

西門から歩いた境内とはまた違う、
仁和寺の奥の空間へ。

二王門前で拝観料を納め、勅使門をくぐる。

仁和寺・境内 勅使門
仁和寺 勅使門 黒書院・白書院へつづく。

白砂利の先に広がるのは、
どこか御所を思わせる、静かで整った景色。

大玄関へと続く道の脇には、青々とした松。
冬の光の中で、その色がくっきりと浮かび上がっている。

白書院、黒書院へと進む。

廊下を歩くと、足音だけがやわらかく響く。
途中、改修中の箇所もあり、長い時間を経て守られてきた場所なのだと感じる。

奥へ進むと、宸殿。

室内には、将棋の対局の写真が飾られていた。
静かな空間の中に、現代の時間がそっと重なっている。

さらに奥へ。

霊明殿。

控えめに開かれた、分厚い木の扉。
その隙間から、そっと手を合わせる。

内部は見えないのに、
その奥に続く空気だけが、静かに伝わってくる。

ふと視線を上げると、装飾の彫刻。

唐草を図案化した意匠が、
やわらかな光の中に浮かび上がっていた。

その前に広がる庭。

落ち着いた佇まいの中に、
どこかやわらかな動きがある。

近代庭園の名庭師・小川治兵衛による作庭だという。

派手さはないけれど、
長く眺めていられる庭だった。

しばらく、眺める。
風もほとんどなく、
時間だけがゆっくりと流れていく。

仁和寺の奥には、
こんな静かな時間があった。

西門から歩いた境内の様子は、こちらの記事で。
冬の京都旅⑦きぬかけの路から仁和寺へ|西門から入る静かな時間

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  伊勢丹B1Fの期間限定の味や、駅弁への想いをじっくり綴った実体験エッセイ。

総本山仁和寺
右京区にある真言宗御室派の総本山。
宇多天皇ゆかりの寺として知られ、御室御所とも呼ばれる。
広い境内と落ち着いた御所庭園。
静かな時間を過ごしたいときに、ふと訪れたくなる場所。
https://ninnaji.jp

・アクセス:嵐電「御室仁和寺駅」から徒歩約3分/龍安寺からきぬかけの路で徒歩15分
・拝観時間:9:00〜17:00(季節により変動あり)
・御所庭園拝観料:大人800円

仁和寺・雲明殿
仁和寺・雲明殿

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